・・・コラムコーナー・・・

●道教発祥の地 武当山
前回の列車の旅の終点、湖北省十堰市にある武当山に行ってきました。
中国国内では大変有名な所だそうで、はるばる遠方より訪れる方も多いそうです。
こちらでも修行僧が武当剣を鍛錬されているそうで、少林寺の北拳に対して
南拳と呼ばれているそうです。
中国の時代劇の様なテレビ番組を見ていても「武当剣」というのが結構でてきます。
残念ながら一般公開はされていないので見ることは出来ませんでした。

お寺のほうは山深い所にいくつか点在しているのですが、
中でも『金頂』は山頂にあり、これを守るように山をぐるりと城壁(?)が
めぐらされています。決して規模は大きくはありませんが、
山の急斜面に今から600年くらい前に築かれた建造物はなかなか見ごたえがあります。
万里の長城とはまた一味違ったスケールと造形美を楽しむことができます。

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武当山の入り口です
高速道路おりてすぐのところです
ここで門票を買い中に入ります
入り口付近は開発が進んでいて
どんどん新しくなっています
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入り口から車で細い道を
どんどん山の中に入っていきます
武当山はあちこちに分かれているのですが
まずは『金頂』のある方に向かいます
30から40分くらいでしょうか
ロープウェイの乗り場に到着します
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ロープウェイに乗るとこんな感じです
けっこう高いところまでいきます。
昔こんな所をレンガをかついで登ったんでしょうか
気が遠くなりますよね

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頂上付近からの周りの様子です
なかなか山深いところでしょ
右下に写っている無数の鍵は
恋人達が名前を刻んでもらって
生涯離れることが無いようにとの
縁がけするもののようです
・・・・でも、これって・・錆びちゃいますよね
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ロープウェイを降りたところにある看板です
山を取り囲むようにお寺が点在するのがわかります

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山の斜面に建物が建てられています
なかなかいい雰囲気でしょ
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山腹の建物と城壁の一部です
かなりの迫力です
けっこう急な斜面です
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建物はけっこう高いレンガ?石積み?の上に
建てられています。
建物の壁はいつものお寺色(あづき色)です
他のお寺では頻繁に塗り替えられていますが
さすがにこちらでは塗り替えのサイクルは長いようです
でも我々からすると、少しくすんでいる方が
なんとなく、ご利益がありそうな気がします。
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この沢山の石積みは・・・
当時はロープウェイなど無かったわけですから
全部かついで登って来たということですよね
頭が下がります。

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頂上に到着です
けっこう急な階段をたくさん登って
やっと到着です

これは頂上にある『金頂』です
屋根が金色で、ちょっと写ってませんが
両側を金の鶴が守っています
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小さな建物ですが
屋根の細工もちゃんと施されています

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では周囲の城壁の造形美を
ご紹介いたします

斜面に沿ってカーブを描いた様子です
石積みのブロックもなんとなくカーブしている感じです
ということは・・・一つ一つ
・・・ここで削って作ったということ?
北京の万里の長城とは違う意味でスゴイですね
なんとなく箱庭的でこじんまりですが
しっかり作られているという感じを受けました
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中の通路の様子です
自然の岩盤と城壁の石積みで挟まれるように
通路ができています
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こちらも城壁の様子です
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城壁の途中にある祠のようなものです
人が入るには小さすぎる感じです
道教?風水? なにか意味があるんでしょうね

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山頂より少し降りたところにある
お寺の建物の様子です
『道済群生』どういう意味なんでしょうか
仏様が沢山いらっしゃる・・という意味?
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こちらもお寺の建物です
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少し奥まったところに
壁面に屏風絵のようなものがありました
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雲の上にいらっしゃるのは
仏様でしょうか
とても優雅なかんじです
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こちらは武当山の『扉』シリーズです

苔むした石積みに古〜い鉄の扉が見えます
いったい何から何を守ったのでしょうね
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中国では上が丸くなってる門を良く見かけます
なんとなく四角い門より、気持ちが安らぐ感じがしますが
私だけでしょうか
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雰囲気でてるでしょ
お願いですからペンキ塗り替えないで!
このままがいいと思います

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《番外編》
ちょっと季節感がずれてしまいますが
冬の武当山もご紹介いたします
冬の間は先ほどご紹介したロープウェイがお休みになるので
『南岩宮』の方面に行ってみました
武当山は世界文化遺産に指定されているようです

寒そうでしょう
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歩き始めて・・・!?
なにか足元がヌルヌル滑ると思ったら
なんと、階段の表面にうっすら氷がはっているではありませんか
どうりで歩きにくいはずです

樹氷です 周りの木々もすっかり凍っていました
寒〜い!!
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お寺です
もしかして、こちらが本堂
規模も大きく壁面もきれいにされています
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『紫霄殿』です
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こちらでは法事が行われていました
赤・青・黄色のカラフルな衣装のお坊さんが
読経されていたのが印象的でした
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では、これから『南岩宮』周辺の冬景色をお届けします

冬の武当山もなかなかいい雰囲気です
ちょっと寒いですが・・・
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名前はわかりませんが
途中にあった境内です
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こちらはロープウェイこそ使いませんが
それでも山の絶壁が楽しめます
・・・崩れてきたらどうしよう
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赤い布がぶら下げられた木です
いかにもキョンシー(ちょっと古いですか?)が
出てきそうな雰囲気ですが、
中国では赤色は魔よけの効果があるそうですので
大丈夫です。
余談ですが、中国ではお葬式に行く車などはミラーに
赤い布のリボンをつけたり
本命年では赤いパンツをはいたりします。
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絶壁に作られた建物です
壁面に『寿』の字が彫られています
南岩宮というのは南の絶壁につくられた宮という意味だったんですね
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こんなところでも
屋根の装飾には手抜きがありません
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同じく、絶壁の建物です
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迫っている岩盤・・・すごいですね
どうやって屋根を作ったのでしょうか
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絶壁に突き出した線香台です
お線香を手向けるとき落ちそうです
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周辺の祠の様子です
山水?ぽくてとてもいい感じです
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このくずれかかった祠のようなものは
中に石碑が入っています
かなり古いもののようです
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武当山はいかがでしたでしょうか
あまり日本人は訪れることのいないところだと思いますが
中国には歴史を感じさせてくれるところが沢山あります
また、面白いところがあったらご紹介させていただきます

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