・・・コラムコーナー・・・

●新疆ウイグルの旅 パート1
今回は、最近 日本でも話題になっている新疆ウイグル自治区です。
中国でも最も西に位置し、北はロシア、西はカザフスタンやキルギスタン、タジキスタン
といった中央アジア諸国に接しているところです。
上海から国内線で約5時間半、成田から上海までが約3時間半ですから、その遠さが
おわかりいただけるのでは思います。中国は・・・ほんとうにスケールの大きな国ですね。
ということで、全てをご紹介することは出来ませんが、
パート1ではウルムチやトルファンのごくごく一部を紹介させていただきます。

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飛行機からの眺めです
天山山脈を初めとする多くの山脈がありますが、
頂上付近の雪は万年雪です
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灰色と少し赤みかかった大地が広がっていて
殆ど木らしいものが見えません
新疆は大陸乾燥性気候ということで
降雨量は非常に少ないそうです
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『烏魯木斉(ウルムチ)』空港に到着です
こんなに遠くまで飛んできたのに、中国内では北京時間で
統一されていますが、実際の生活では時差が2時間
あるそうですですので、待ち合わせの時間などは
しっかり確認したほうが良さそうです。
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町の様子です
沢山の高層ビルが立ち並んでいて
想像以上に都会でした。
古〜い歌に『八階建ての前に停まった二階建てのバスが・・・』
というフレーズがあるそうで、新疆以外の方には
チンプンカンプンだったそうです。
当時は八階建ての建物が一番高かったんでしょうね
今でも『八楼(八階)』というバス停が残っています
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道路もこんな感じです
いたって普通の中国と言う感じです

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町の中の様子です
やっぱり、どことなく・・ちょっと違う感じ
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これはモスクでしょうか
そうです新疆はムスリムの方がとても多いんです
ですから、機内食でも『清真』というステッカーが貼られ
豚肉などが入っていなくてムスリムの方が安心して食べられる
様になっていました。
町のあちこちにも『清真』という看板がありました
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これがバザールでゴザールの『大バザール(大巴扎)』です
いろんな物が売っています、絨毯や衣類から干し葡萄まで
ロシアからの輸入品も多く、小さな木製の人形が沢山入れ子になった
『カワッ??』がかわいかったです
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これは『ナン』のようなもので石の釜の内側に貼り付けて
焼いていました おいしそう!

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『シシカバブ』です
全て羊肉です。 そうなんです新疆の羊肉はまったく臭みがなく
とてもおいしんです。
マトン、ラム嫌いな方でも絶対いけると思います
羊肉は中国の食材の中では『あたたかい』食材に入るそうで
とてもパワーがでるそうです
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これは一見焼きうどんのようですが、
ゆでた面に具を絡ませて食べます
『ラグメ〜ン?』と呼んでいたような気がします
暑いときでもさっぱりしていてとても食欲がでます
写真のものはトマトとセロリーともちろん羊ですが、
いろんなバリエーションがあって楽しめます
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ウエイトレスさんです
どことなく顔立ちが西洋的な感じを受けます
大陸続きでいろんな国と接しているので、
ハーフの方が多いのだと思います
町を歩いていても青い目の方もいらっししゃいました
女性はとても美しいです

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少しおでかけです
と言っても、延々殺伐とした風景の中をひたすら走ります
よ〜く見ると・・・
あっ羊だ!こんなに広いところで放牧してるんですね
飲んでる水は「ミネラルウォーター」食べてる草は「漢方薬」!
なので、新疆の羊はおいしいんだそうです(ホントですか?)
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荒涼たる大地が延々と続きます
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ようやく小さな町に到着です
建物も、いつも見る感じとは少し違う感じです
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これもモスクでしょうか?
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さらに田舎の方に入っていきます
実にのどかな感じですね、おじいさんの顔立ちもどことなく
漢民族の方とは違うようです
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さて、これはなんでしょうか?
実は干し葡萄を作る「乾燥小屋」なんだそうです
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葡萄です
でも、新疆は降水量が非常に少ないのに
どうしてこんなにみずみずしい葡萄ができるのでしょうか
(ちょっと取材の季節がばれてしまいますが、すみません)
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その答えは・・・これです
世界で初めて作られたエレベーター(?)です
もちろんモーターで動くわけはなく人力ですが
人が乗れる立派なエレベーターです
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『葡萄溝』です
はるか昔に、はるか天山山脈のふもとから雪解け水を引いてくる
水路だったんです
地下の万里の長城と言われているそうです
気が遠くなるような作業ですよね
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葡萄の乾燥小屋?です
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今では観光スポットになっています
民族衣装の女性達たちです
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お金を払うと一緒に記念撮影ができます
衣装も中国と言う感じはしませんね

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夜はウイグルダンスを楽しみながらの夕食です
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色とりどりの衣装で
独特のリズム、踊りです
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次もちょっとお出かけです
突然街道の両側に風力発電機が群生しています
先日、このあたりで、強風のため列車が脱線転覆するという
災害が起きてしまいました
なにごともスケールの大きい中国です
発電機の数も半端なかずじゃありません

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たどり着いたのは『吐魯番(トルファン)』にある
『交河故城』です
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昼と夜の温度差が大きく、石が崩壊して
かなり風化してしまっています
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とてつもない規模だったことだけが想像されます
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この縦の二本の溝に大きな扉が二重についていたそうですが
木製の部分はまったく残っていませんでした
厳重な扉があったことから、ここは銀行?があったとされています
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大気が澄んでいるせいか太陽が近く感じます
ジリジリくる感じです

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これは『火焔山』です
山ひだが赤くてまさに炎のように見えます
かつて三蔵法師が妖怪に出会った場所とのことでした
今でこそ観光スポットになっていますが、当時は実に殺伐とし
日暮れ時などはほんとうに寂しくて妖怪が出てきても
おかしくなかったんでしょうね
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周りは何もありません
ただただ砂の山があるだけです

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こちらは少し離れたところにある砂漠です
少しずつ町に迫ってきているとのことでしたが
観光スポットにもなっていて
砂漠のすぐそばにマンションが分譲されていました

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さて、そろそろ帰らないと妖怪が出てきそうです
夕日を追いかけてひたすら走ります
こんなところで車が故障したらどうしよう
なんて考えてしまいますが、ひたすら走り続けます
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いよいよ日没です
さ〜て、明日はどこに行こう

・・・コラムコーナー・・・

●新疆ウイグルの旅 パート2
今回は、パート2です
ちょっと足を伸ばしてタカラマカン砂漠です
とは言っても、『庫尓勒(korla)市』という
砂漠のほんの入り口の町ですのでご安心ください。
殆どが車の中ですので途中ご紹介できるものは・・・
殆ど岩山の景色になってしまいますが、中国の雄大なスケールを
感じとっていただければと思います。

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ということで、さっそく車でおでかけです
どうして新疆の方は遠〜いところにばかり
連れて行ってくれるのでしょうか
これから約600Kmのドライブです
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パート1でご紹介したとってもエコな「風力発電所」です
車高の高い4WDであれば天山山脈の切れ間を突っ切って
近道もできるそうですが、普通の乗用車は走破できないので
山脈に沿って走るハイウェイを遠回りしてひた走ります。
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火力発電所だ!
風力だけではすべての電力をまかなうことはできないようですね
それにしても煙モクモク・・・ちょっと気になってしまますね。
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ただただ、荒涼とした岩山をひた走ります。
きっと素敵なところに連れて行ってくれるのだろうと期待しながら
お尻の痛さを堪えて、がんばって走ります。
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あっ!らくだダ!
羊ばかりかなと思っていたら、本当にらくだがいるんですね
何してるんですかね。
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ひたすら・・・走ります
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なんだか湖の周辺が白いですね
岩塩だそうです、この湖は「中国死海」といって
浮かびながら本が読めるそうです
いろいろあるんですね〜

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そうこうしている間にもうお昼ご飯の時間です
そうなんです、今日はお昼ご飯にありつけないのではと
覚悟を決めていたのですが、一旦ハイウェイを降りて・・・
なるほど、あるんですねこういうところが
大型のトラックや乗用車などが沢山あつまっていました
街道がまるごと食堂のようようになっていました
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今回は第50号店で”新疆うどん”をいただきます
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女将さんです
自ら、料理・・・
どことなく迫力ありますよね
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こちらが”新疆うどん”です
ゆでた麺とお肉野菜の炒め物や卵とトマトの炒め物といった
トッピングが別々に運ばれてきて、まぜまぜして頂きます。
見た目は・・・ちょっと・・・○×△ですが
う〜ん!美味しい!!(ヘンハオチー)

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腹ごしらえが済んだところで
またまた、ひた走ります。
かなり庫尓勒市の近くです
なにやら見えてきました・・・羊綿の倉庫ですね
雨が殆ど降らないからでしょうか、屋根も無く
側面はむき出しです

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庫尓勒市に入ったようです。
我慢して延々走ってきた甲斐がありました
とても素晴らしい風景です
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これは『胡楊』という木だそうです
初めて見ました。木が生えてきてから成長するまで1000年
立って1000年、倒れて1000年、朽ちるまで1000年
生えてきてから朽ち果てるまで4000年かかるんだそうです
ホント?誰も見たことがないので真実性はわかりませんが
とにかく周囲の風景とあわせてなんとも言えない神秘的な感じです
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聞いた話しですが、ここ庫尓勒市はとても長寿の町で
有名なんだそうです。
「おじいさん年はお幾つですか」
「そうさな〜かれこれ驢馬を4〜5匹乗りつぶしておるでな
(仮に15歳から乗り始め、驢馬の寿命を15年とすると90歳?)」
「ところでおじいさん、毎朝 驢馬に乗って、何しに行くの?」
「お父さんの薬を買いに・・・」
笑い話だそうですが、庫尓勒の長寿も痴呆症になってしまうのでしょうか

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ついに来ました
タカラマカン砂漠です!
あの果ての500Km砂漠が続き、チベットへ
その更にその先1000Kmチベット高原が続きインドへ
すごいスケールですね
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砂漠側から庫尓勒市方面を眺めたところです
胡楊の木がオアシスの様に感じられます

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砂漠を堪能している間に、あっというまに日没です
砂漠の果てに沈む太陽
ちょっぴりロマンチックですね
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では日没後の胡楊をお楽しみください
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日も暮れて庫尓勒市で一泊です
泊まったホテル『楼蘭賓館』です
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ホテルから庫尓勒市を一望してみました
結構大きな町ですね
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朝、ホテルの前の公園です
やってますやってます太極拳
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むむっ・・・
大勢の人が集まっています
いったい何をやってるのでしょうか
いいですね放置自転車のリサイクルだそうです
でも・・・中国で放置自転車??????
自分の自転車は自分で乗って帰りましょう

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町の周辺散策です
果物市場です
庫尓勒市は梨の産地なんだそうです
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いろいろな果物が売っていました
ちょっと試食させていただきましたが
とてもみずみずしくて美味しかったです
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せっかく数百キロ走ってきて、2時間程度の砂漠だけでは
もったいないので、周辺に「鉄門関」というところがあるというので
足を伸ばしてみました。
羊さんたちを掻き分け進みます
どいてどいて〜轢かれちゃうよ
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人工物としてはダムがありましたが
訪れる人も殆ど無い様で、手付かずの自然があふれていました
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これが「鉄門関」
昔の関所のようなところだそうです
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庫尓勒市の自然を
とくとご覧ください
綺麗でしょう

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さぁ、そろそろ帰らないと
また、日が暮れてしまいます
来た時と同じ道を延々数百キロひた走ります
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途中の料金所です
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果てしなく広がる荒涼とした大地
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わぁ〜また日が暮れる
早く帰らなきゃ

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ウルムチに到着したのは
すっかり日が暮れてからでした
今晩のご馳走は地元の羊料理のお店です
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塩漬けにして干した羊肉を
一旦、戻してから焼いた?料理でした
結構手間がかかってるんだそうです
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地元のビールです
なかなかいけますヨ
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これは、同じ羊肉をご飯と一緒にまぜて頂きます
パート1でもお伝えしましたが、新疆の羊はとっても美味しいです
美味しいだけでは無く、体にもとてもいいそうです。
新疆では「この料理は独身男性には食べさせられない」というくらい
体中にパワーがみなぎってくる感じです。長旅の疲れも癒されます

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帰りのフライトが蘭州でトランジットした時の空港の様子です
イスラム教徒の方だと思いますが、熱心にお祈りされていました。
砂漠や胡楊といった表の風景だけの違いだけでなく、国や地域によって
人々の考えや宗教など内面的な部分にもいろいろな違いがあるんですね。
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普段であれば、特に何も感じなかったかもしれませんが
今回の新疆の旅を通じて地理的というか物理的というか更に気持的にも
なにか地球規模のスケールの大きさを感じたせいでしょうか、
とてもこの写真が気に入りました。人工衛星から撮った「青い地球」という感じ
だって、見てください地球が丸いですよ。
皆さん、新疆の旅はいかがでしたか、ほんの一部しかご紹介できていませんが
スケールの大きさを感じていただけたでしょうか、機会があればまたご紹介して
いきたいと思います。

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《番外編》
タカラマカン砂漠のバギー!?
ちょっと商業化しすぎていませんか
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こちらは・・・ナント モーター付きハンググライダー!?
確かに砂漠を上空から眺めたら、さぞかし良い眺めだとは思いますが
せめて駱駝くらいにして欲しいと思うのは私だけでしょうか

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